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プロフィール
HN:
hp yasitan246
年齢:
48
性別:
非公開
誕生日:
1977/01/15
職業:
建築関係
趣味:
寝ること
自己紹介:
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劇団で芝居を続けている時の話です。
私が所属しているプロダクション事務所が、板橋本町にありました。
この時、私は茨城に住んでおり、本番の前日になると東京に来て団員と合流するのが日常でした。
本番と言っても毎日あるわけではないので、一日おきに本番があったりして、お金がもったいないとと感じた私は実家に帰らず
事務所に泊めて欲しいとお願いし、節約していました。
しかし、泊まる度に酔っ払った社長が、事務所の玄関を叩き飲み行くぞ!の声がかかります。
何ヶ月間かその繰り返しで、そろそろ事務所に泊めてもらうのがしんどくなり、考えました。
ちょっと野宿をしてみようかと・・・
それが長い夜の始まりでした。
私は、まず公園を探し大きなバックを抱えたままベンチで横になりました。
目をつぶって、どれくらい時間が経ったか、小雨が降って来ました。
私は傘を体の上にさし、雨を凌ぎました。
次第に雨脚は強くなり、手持ちの傘では足りなくなってきました。
そんな時、公園の横にある蕎麦屋の営業が終わり、店主が入り口の暖簾を片付けに外に出て来ました。
店主は私を見るなり、『ソバ・・食ってくか?あったけーぞ!』と言ってくれました。
私は、人の人情を感じました。
これ以上ここにいると、この店主が心配するので、私は感謝の言葉を店主に言い、その場を立ち去りました。
あてもなく歩いていました。ただ、時間が過ぎるのを・・
雨脚はさらに強くなり、限界を感じた私は、どっかの施設に入ろうと思い探しました。
目の前に銭湯がありました。
お金は多少あるので、中に入り食堂みたいなところでコーラを頼み、1時間くらい時間を稼いでいましたが、店のオバちゃんにいつまでいるの?と聞かれ私は、不覚にも朝まで居ていいですか?と答えてしまいました。
私は、激怒したオバちゃんに追い出されました。
この時、人間って・・と感じる瞬間でもありました。
外に出た私は、雨が自分の顔にあたるのを感じ・・
ホームレスの人の気持ちが少しわかりました。
歩いていると、古本屋に『本買います』の文字が目にはりました。
まあ、自分には関係の無い事なのであまり気にしませんでした。
歩きつかれた私は、コインランドリーを発見し、雨宿りがてらに立ち寄りました。
乾燥機の熱で暖かくなった、コインランドリー。
冷え切った体には、有難いと感じました。
喉が渇いてきたので、角にある流しの水を飲みました。
暇つぶし用に置いてある雑誌を読みふけって、時間を稼ぎました。
夜中起きていると、腹がへってきます。
食べ物が欲しいのですが、なるべくお金は使いたくないと考えていたので古本屋に本を売ることにしました。
夜中にも関わらず、営業している古本屋って・・・思いながら店に入るとそこには、ホームレスの人達が列をなしています。
古本屋は、ホームレスの人が集めた本を10円20円で買取り
商品として店で売っているみたいです。
私は、コインランドリーから持ってきた本を売りました。
120円ゲットです。
肉まんを買い、腹の足しにしました。
雨はいつの間にか止んでいて、再び違う公園のベンチで横になりました。
何事も無く、時間が過ぎ、私は少し眠りにつきました。
何度も、人の足音に目が覚め、また眠るの繰り返しが続きました。
しばらくすると、自分の頭の上から声がします。
『おい!・・おい!・・おい!』
私は目を開けるとそこには、本物のホームレスが凄い形相でこちらを睨んでいます。
私は何かと訪ねると、どうやらここは、この人の縄張り?らしいので、いなくなれとのこと。
私は、ここは公共の場だと逆切れしましたが奇声をあげてきたので、怖くて逃げましたw
現在3時過ぎ・・・まだまだ夜は・・長い夜は続きます・・・。
一日ホームレスをやっての教訓は
帰る家がある!
布団で眠れる!
働き口が有る!
普通である!
これが一番いいことなんだなと感じて、今も精一杯に生きています。
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